『ハーバードからの贈り物』   デイジー・ウェイドマン 著  幾島幸子 訳

ハーバードからの贈り物 (Harvard business school press)

ハーバードからの贈り物 (Harvard business school press)



【所感】
3時間くらいっか。翻訳物っぽい翻訳。でも、読みやすい方。
ハーバードビジネススクールで、各クラス最後の授業に行われる訓辞を集めた一冊。
世界のハーバードといえば、生徒にもこの上ない優秀な人が集まっていると思うが、それでも、こういった先達からの一言、訓示、生き方指南があるというのは、意外。
きっと、ハーバード出身の人でも、法に触れてしまう人、不幸になる人、いろいろいるんだろーなぁ。エリート教育って、こういうもんだよなぁ、やっぱ。
日本でも、例えば、慶応ビジネススクールや一橋ビジネススクールとかでは、やはり、こういった訓示が行われているのだろうか。



【気になった一言】

幸運が成功を生み、成功は義務を生む。

部下の才能をフルに活かすリーダーになるためには、支配(コントロール)に頼ってはならないというのが、私の考えである。

【目次】

はじめに

転落から高みへ   ジャイ・ジャイクマー
なぜ人はあなたのために働くのか  ティモシー・バトラー 
ラシュモア山での問い   トーマス・J・デロング
剥製の鳥   ジェフリー・F・レイポート 
自分らしくあれ   リチャード・S・テッドロウ
黒か白か   トーマス・K・マックロウ
まずい食事と真実   スティーブン・P・カウフマン
同窓会    デイヴィッド・E・ベル
完璧を求めるな   ナンシー・F・ケーン 
キャサリン・ヘップバーンと私   ロザベス・モス・カンター 
サラの物語   H・ケント・ボウエン
今という瞬間を生きよ   フランシス・X・フライ
レース   ヘンリー・B・ライリング
誓い   ニティン・ノーリア 
自分を見失わないで   キム・B・クラーク 

謝辞
訳者あとがき