『デザイン思考の道具箱 イノベーションを生む会社のつくり方』   奥出直人 著

デザイン思考の道具箱―イノベーションを生む会社のつくり方

デザイン思考の道具箱―イノベーションを生む会社のつくり方


 
【所感】
・2007年の本で、その頃に買ってたのを、今頃手に取ってみた。いやー、神様の悪戯?と思わせるくらい自分的にタイムリーな内容。読んでよかった。
・デザイン思考だと、IDEO本より、こっちのがわかりよいかも。
・著者が研究者でもあるので、既存のMBA教育の欠点というか、今の時代に既存のMBA教育がフィットしていない、あたりも、おもろかった。確かに。仰る通り。
・実行するとか、試してみる、ということの価値があがってる、というか、世の中、変化に富むし、多様性も増してきたから、試してみないとわからんよね、考えるより試すのが早くね?というの大切。
・これとか読んじゃうと、日本のほぼすべての組織がもっている業務プロセスって、超ヤバい気がしてくる。企業はもちろん、役所とか病院とか学校とかも含めて。これからの変化の時代を創りだすことは元より、ついていくのも無理なんじゃないだろうか。
・こういうカルチャーのチームで仕事してみたい。

   
【創造のプロセス】

ステップ1 哲学 → ビジョン
ステップ2 技術の棚卸 → フィールドワーク
ステップ3 コンセプト → モデル
ステップ4 デザイン
ステップ5 実証
ステップ6 ビジネスモデル
ステップ7 オペレーション


 
【目次】

1部 デザイン思考で経営する時代
1章 知識から創造性へ − 経営戦略が変わる
2章 デザイン思考の試み − IDEO、Dスクール、そしてiPod
 
2部 デザイン思考の道具箱 − 創造のプロセスとプラクティス
3章 創造のプロセス − デザイン思考の道具箱
4章 経験の拡大 − 創造のプラクティス1
5章 プロトタイプ思考 − 創造のプラクティス2
6章 コラボレーション − 創造のプラクティス3
7章 イノベーションを評価する − 創造のプロセスの下流