『ゆるく考えよう 人生を１００倍ラクにする思考法』 ちきりん 著

ゆるく考えよう 人生を１００倍ラクにする思考法

　
【所感】
・２００７年だか２００８年頃から、ちきりんのブログを読んでいたので、目から鱗というよりも、そーだよなー、といった感じで、さらっと読めた２時間。
・ちきりんの視点って、グローバルな時代環境の変化　→　個人のライフスタイルの変化　＝　今まで時代的な制約で選べなかった人生上の選択肢が選べるようになった　＝　今まで時代的な特殊要因で享受できたメリットが受けられなくなった　という感じか。戦後の高度経済成長にどっぷり浸かった人には、ついて行けない異文化で、最近の若い子からしたら、そーだよー、という感じなのか。
・ビジネス本とかで、グローバルな時代環境の変化に起因するビジネスの変化を語るものは多いけど、個人の生活の変化について語るものは少ない、という意味で、素晴らしい感じかな。
・素晴らしいという意味では、その表現に、文体とか使う単語とか文脈とか、ユーモアがたっぷり掛けてあるところか。この内容で、難い表現方法だと、ちょっと辛いかも。漫画でちきりん日記とか書いてくれると嬉しいか。
・働かない時間をもつ、というちきりんだけど、せっかくの優秀な能力や貴重な経験をもっているのだから、ちきりんの言う「働く」ではない形で、アウトプットを続けて欲しい今日この頃。あ、ブログとか本の執筆とか講演でなくて、なんか事業者として、主体的なポジションで、世の変革をリードして欲しいとも思ったり。百歩譲って、ちきりんというペンネームのまま、どっかの社外取締役とか、顧問とか、なってくれたりしないかな。

　
【目次】

　　　１　ラクに生きる
　　　２　「自分基準」で生きる
　　　３　賢く自由に「お金」とつきあう
　　　４　仕事をたしなみ、未来をつくる
　　　５　ストレスフリーで楽しく過ごす