『男子の本懐』   城山三郎 著

男子の本懐 (新潮文庫)

男子の本懐 (新潮文庫)

 
【所感】
・昭和初期、金解禁を断行した濱口総理と井上大蔵大臣の物語。
 
・動いてる時代とはいえ、何と言うか、政治家って、こういう事なんだな、と思わせてくれる。今の政治家の人たちもこんな感じなのかな。動きが無い時代の政治と動きがある時代の政治、同じ政治でも全然別物みたいな印象。
 
・金解禁は、直後の世界恐慌もあり、その評価は厳しいところなれど、濱口氏も井上氏も、キャラが濃いというか、それを信念というのだろうけど、魅力的な人物にみえて仕方無し。自分は、お二人とも、当然面識が無いわけで、この印象は、城山氏の作家力なのか。


 
【関連リンク】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BF%B1%E5%8F%A3%E9%9B%84%E5%B9%B8
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