『日本国債』   幸田真音 著

日本国債(上) (講談社文庫)

日本国債(上) (講談社文庫)

日本国債(下) (講談社文庫)

日本国債(下) (講談社文庫)


【所感】
「小説 ヘッジファンド」に引き続き、幸田作品、3本目。今回のテーマは、日本国債。3本の中では、長編ということもあって、中身も濃くて、一番、面白かったなぁ。テンポも良かったし。
・そういえば、昔、どこかで会った外銀の人(女性)に、どんな事やってるんですか?って聞いたら、JGBって言われて、???だったのを思い出した。
・以前から、日本の借金≒日本国債って、対外債務ではなくて、日本の中で消化されてる、といった説明を良く聞いてて、それって、なんでだろう、とか思ってたのが、理解できた気分。まだ、人に説明できるレベルではないけど。
・日本崩壊のキッカケとして、国債未達ってのは、昨今の経済状況だと、大いにあり得るわけで、読むタイミングとして、丁度良かったかも。