『eの悲劇 IT革命の光と影』   幸田真音 著

eの悲劇 (講談社文庫)

eの悲劇 (講談社文庫)



【所感】
・2000年頃の時代背景での経済小説。連作短編4本。外資系金融機関、IPO長者、デイトレーダー、Y2Kといった2000年頃のトピックが舞台になってる人間小説。
・まー、短編なので、深みというよりも、社会の断片を垣間見ながら、外資系金融機関からドロップアウトした元敏腕トレーダーの生き様を感じる、といった感じか。
・ネット企業を舞台にした幸田さんの長編小説、のつもりで手にしたので、そういう意味では期待外れ。でも、ドロップアウトの人生、なんか素敵。