『投資で生活したい人への100のアドバイス 生き残りのディーリング 決定版』   矢口 新 著

生き残りのディーリング決定版―相場読本シリーズ<10>矢口 新 (パンローリング相場読本シリーズ)

生き残りのディーリング決定版―相場読本シリーズ<10>矢口 新 (パンローリング相場読本シリーズ)



【所感】
・株、為替、債権、など対象市場は、というよりも、相場があるもの、とか、相場で生活したい人、が対象の本。なので、相場の話と、それに対応する戦略というか心構えとか考え方の本。具体的な戦術の本ではない。
 
・なんというか、内容なのか、語り口なのか、両方なのか、悩んだときに読むと目の前が開けてくるようなそういった印象。目の前が開けてくるような本といっても、なんらかの解決策が浮かぶ本と、悩みなんて気にするな的なとか、他の選択肢を気付かせてくれるような良い意味の諦めを導く本があるけど、これは前者。




【目次】

    第1章 価格変動の本質
    第2章 自己資金の性質とそのリスクを理解する
    第3章 機先を制す
    第4章 見切りと再起
    第5章 相場というビジネス

    第1章 価格変動の本質
           1 世の不条理が狙い目
           2 小さな資金でも相場は動く
           3 初めに言葉ありき − シナリオを立てる
           4 見ているものが違う
           5 チャートの秘密
           6 ポジションを読むということ
           7 需給が教えてくれるもの − ネットで計る
           8 投機筋にできること
           9 価格変動の本質
          10 ポジションの量と保有期間が方向を決める
          11 価格変動の本質を見ない価格維持政策
          12 相場はギャンブルではない

    第2章 自己資金の性質とそのリスクを理解する
          13 自分の間合いで戦う
          14 自己のポジションを診断する
          15 ディーリング
          16 諸品の流動性
          17 流動性でつまずいた人たち
          18 流動性の落とし穴
          19 50%の確率でしかないのか
          20 「見越し売買、堅く戒む」という教え
          21 相場に聞くということ
          22 相場の節目を見過ごすな
          23 大底をさらう
          24 窓埋めの神秘
          25 荒れ相場のリスク
          26 敵を知り、己を知る
          27 アンテナを高く
          28 ゼロというポジション
          29 スクウェアというポジションはない
          30 Fair Valueのくずれを狙う
          31 要は踏み込むこと
          32 3つのリスクを理解する
          33 アウトライトとアービトラージ
          34 流れにつく − トレンドをおさえる
          35 踏みと投げ
          36 危険な空売り
          37 高値売ろう安値買おうは損の元とは言われても
          38 Always long on the top

    第3章 機先を制す
          39 シナリオを立てたら、機先を制す
          40 市場心理を利用する
          41 ポジショントークはこう聞く
          42 総ロングになって So Long − Buy Buy で Bye Bye
          43 Buy the rumor, sell the news
          44 相場の基本は日計りから
          45 指値は是か否か
          46 飛び込み − 今日の高値は明日の安値
          47 高値波乱は受けてみる
          48 値ごろ感に要注意
          49 値ごろより日頃
          50 レベルに来たときがタイミング
          51 動くとき、動かぬとき
          52 デュレーション
          53 タイムホライズン
          54 自分のタイムスパンに合わせる
          55 順張りか逆張り
          56 押し目買い、戻り売り
          57 買いたい弱気
          58 回転を利かす
          59 買い乗せは2回まで
          60 オープンインタレス
          61 レンジ相場 − 効果的な「量のディーリング」
          62 バイライト
          63 割高を売って割安を買う

    第4章 見切りと再起
          64 落ちがないと決まらない − バブルは必ず崩壊する
          65 今回だけは特別か − 起死回生を狙うな
          66 自らを針のむしろに追い込んだ人たち
          67 損切りの徹底
          68 利食い千人力 − 簡単に利食うな、確実に利食え
          69 価格上昇期待の魅力
          70 もう一歩踏み込めるか
          71 修羅場に慣れる
          72 Given, Taken
          73 構造的に動かされる
          74 なんぴん買いの効用
          75 躊躇するものは負ける
          76 見切りと再起
          77 理論と実践の隙間
          78 動きながら考えろ
          79 構えありて構えなし
          80 三勝七敗のディーリング
          81 ヘッジの考え方
          82 時間との戦い
          83 ゼロサムゲーム
          84 安易な選択 − 怖いディールしか儲からない
          85 負けることを恐れていたら、戦う気持ちが失せてしまう
          86 リスクとリターン
          87 待つのも仕事
          88 しのぎ方