『集中力』 谷川浩司 著
- 作者: 谷川浩司
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2000/12/01
- メディア: 新書
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【所感】
・羽生さんの「決断力」に続く棋士本2冊目。こちらも読みやすくさらっと3h程度で読めました。
・あんまり考えないで読んでしまったけど、羽生さんの「決断力」と谷川さんの「集中力」、ともに、将棋に対する話であり棋士として勝つために云々という話なんだけど、その違うところをちゃんと比較して読めばよかった。それぞれ一読した感想としては、ほとんど同じ事を言ってるような印象。
・集中力が重要なのはその通りなんだけど、で、結局、集中力とは何?集中力が高いと何が良いの?メリットは何?効率が良くなるということ、っか。
【目次】
第1部 将棋から学んだ「勝利の気迫」
トップ棋士への条件
トップ棋士への道第2部 勝負に勝つ能力を伸ばす
第1章 集中力
身近なライバルが子どもの集中力を育てる
集中力の持続が実力を伸ばす
集中力によって乗り越えた逆境
怒って自分を見失ったら勝負は負け
集中力の大敵、スランプとの戦い
ミスよりも怖い焦り。集中力の素早い回復を
集中力は必要な時間に応じてギアチェンジする
気負いすぎず、潔く、集中力は、勝負の前後から
流れが読めれば集中力は持続できる
苦しい局面は複雑に、優勢な局面は単純に考えろ!第2章 思考力
経験によって養われた閃きがより深い思考をもたらす
好きか嫌いか、美しいか美しくないか − 思考の価値基準は右脳が決める
自分から何かを「やろう」と考える強さ
思考を切り替えて戦法ごとの駒の活用を考える
自分の目で見て、自分の頭で考える
経験が生む先入観は思考力を鈍らせる
流れを見極めれば決断のタイミングがわかる
互角の相手には踏み込んでいけ
相手に合わせて柔軟に思考を切り替える第3章 記憶力
記憶をまねるだけでは局面を打開できない
後悔と反省は違う。失敗の記憶は分析し、整理する
30歳を過ぎたら記憶よりも閃きが重要
感情の記憶量を増やす。情報の記録から感動は生まれない
ルールの次は、詰む面白さを身体に記憶させる
記憶は想像力や企画力などすべての土台
覚えようとする意識が記憶力を高める
自分の考え、経験を潜在意識に記憶させる第4章 気力