『ファシリテーションの道具箱 (DIAMONDonline)』   森時彦 著

『ファシリテーションの道具箱 (DIAMONDonline)』   森時彦 著


【所感】
・森さんの本を、「ザ・ファシリテーター」「ザ・ファシリテーター2」「ファシリテーター養成講座」と、過去3点ほど読んでいて、いろいろ感ずるところはあった中で、ファシリテーションツールについて、まとめときたいなぁ、と思っただけで放ったらかしにしてたら、今更ながら、ダイヤモンドオンラインに、軽いまとめを発見した次第。

・そもそも本コラムは、「ファシリテーションの道具箱」の紹介コラム的な印象なんだけど、ファシリテーションツールの区分けとかカテゴリーとかの入り口に丁度良くて、気に入った次第。結果的に、そのうち、「ファシリテーションの道具箱」も読むんだろうなぁ、きっと。

ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49

ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49



【気になったところの引用】

   この道具箱では、
      1.アイデアを出すための発散過程
      2.合意形成していくための収束過程
      3.そして研修や実行段階
   で役立つものの3つに、ファシリテーションのツールを分類して示した。

   建設的な議論の流れを大局的に見ると、

      1.まずチーム全員の理解の共有化があり、
      2.次に解決策を巡っていろいろな角度からアイデアが出される。発散である。
      3.最後に、出てきたアイデアを取捨選択する収束過程に入る。

   ファシリテーターは、いまチームがどの過程にあるのか(あるべきなのか)を判断して、
   適切な問いかけやフレームワークを提案するように心がける。

   発想を促す3種類の問いかけ

      1.全体像が見えるようにする
           プロセスマッピング(第2回)
           タンク(第3回)
           オポチュニティティマッピング
           ペイオフマトリックス
           思考システム図(第4回)

      2.分析的に考えさせる
           フォースフィールド分析(第5回)
           ステークホルダー分析(第6回)
           要素技術マッピング(第7回)
           リスクアセスメントテーブル
           SWOT分析

      3.他の視点で考えさせる
           プロvsコン(第8回)
           制御不能vs制御可能(第9回)
           マンダラート
           ペイン・プレジャー・マトリックス
           日の丸分析(第10回)

【目次】

    第 1回 : どのように道具を選択するか
    第 2回 : プロセスマッピング
    第 3回 : タンクモデル
    第 4回 : 思考システム図
    第 5回 : フォースフィールド分析
    第 6回 : ステークホルダー分析
    第 7回 : 要素技術マッピング
    第 8回 : プロvsコン
    第 9回 : 制御不能vs制御可能(コントロール可能vs不可能)
    第10回 : 日の丸分析