『司馬遼太郎の日本史探訪』 司馬遼太郎 著
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1999/06/01
- メディア: 文庫
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【所感】
・4時間くらい。
・元々は、1970年頃にNHKで放送された同名テレビ番組の文庫化、らしい。
・40年近く前に語られた歴史なれど、今読んでも、言われないとそんな昔の作品とは気付かない内容。
・それぞれの時代、それぞれの人物、短い文章なのに、なかなか読み応えのある内容。時代の背景、前時代からの流れ、社会の構造や価値観といったところから説明してくれるので、嬉しい次第。やっぱ、歴史語るときはこーでないと。
・特に気になったのは、北海道の開拓。最初、大変だったろうなぁ。昔みた、「北の零年」でも大変そうだったもんなぁ。でも、アメリカの西部開拓にあった夢とか意気込みとか、似たようなものが北海道開拓にもあったんだろうなぁ。現代のフロンティアって、どこだろうか?何だろうか?
【目次】
源義経 平家を全滅させた軍事的天才
楠木正成 湊川に戦死した南朝の忠臣
斎藤道三 蝮と呼ばれて国を盗った男
織田信長 近世を開いた合理主義の天才
関ヶ原 天下を分けた大激戦の明暗
朱印船 南方に進出した日本商人
シーボルト 日本探求に賭けた青年医師
緒方洪庵 幕末の人材を育てた蘭方医
新撰組 尊攘派弾圧の幕末機動隊
坂本竜馬 維新史を飾った陰の実力者
幕末遣欧使節 花の都パリに現れた侍たち
大村益次郎 上野戦争の官軍総司令官
新世界”蝦夷地開拓史” 北海道開拓に夢を託した人々