『迷いと決断 ソニーと格闘した10年の記録』   出井伸之 著

迷いと決断 (新潮新書)

迷いと決断 (新潮新書)



【所感】
・2時間くらいでさらっと。
・”デジタルドリームキッズ”というフレーズは結構気に入ってて、応援してたけど、なんかソニーショックとかあって、残念な印象のソニー出井さん、とか思ってて、でも、内情とかは知らないなぁ、と思って手にした一冊。
・前にも何かで読んだけど、ソニーの話は、90年代以降よりも、戦後から急成長を続けるバブルくらいまでの話が時代も緩くて、なんかダイナミックで面白い印象は変わらず。出井さんも、楽しそうな感じ。
・90年代以降は、なんかデカクなりすぎて、大変そう。大変な中で、トップが考えていたこと、やりたかったことが満載。
・ケースとしては、本書だけだと、情報が少なくて、使いづらい。逆に、出井さん着任時のケースを用意して、一つの解答というか事例として、本書を使うとかは便利かも。



【目次】

    第1章 「CEO出井伸之」のできるまで
    第2章 「生存率50%以下」の会社
    第3章 手探りのコーポレート・ガバナンス
    第4章 AV/IT路線とコンバージェンス戦略
    第5章 CEOの孤独
    第6章 やり残したこと
    第7章 新しい夢と出発