『マネー・ハッキング』   幸田真音 著

マネー・ハッキング (講談社文庫)

マネー・ハッキング (講談社文庫)


【所感】
・テンポが良くて、すっきりさっくり爽快に読めた。ハッカーが銀行にハッキングとかそんな舞台の小説。銀行とか大企業の財務か経理にいる人、面白いかも。逆に、こんなのありえねー、とか、そーいうのもあるかも。
 
・原作が1995年らしく、作者もどっかで書いてたけど、ハッキングというのは、ちょっと早かったか。今なら、ハッキングにしても、ディリングにしても、ツールや手法は、もっと高度化してそー。とはいえ、人間ドラマの方が、同じか。この小説が面白いのは、主人公の設定とかがミソな気がする。そーいう意味では、20代の人より、もうちょっと大人の人の方が、共感する人、多そう。
 
・今でこそ、大勢、ハッカー、いそうだけど、1995年のハッカーって、何人くらい、それこそ日本人でとなると、何人くらいいたのだろーか?100人くらいはいたのかな?