『ウェブ人間論』 梅田望夫・平野啓一郎 著
- 作者: 梅田望夫,平野啓一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/12/14
- メディア: 新書
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【所感】
・「ウェブ進化論」に引き続き、本書も2年ぶりに再読。
・2006年12月に出た、両氏の対談本。「ウェブ進化論」の復習みたいな部分が半分、で、人間って、という部分が半分といった内容。
・変化の早いこのご時勢に4年も前の本を読んでるのだから、当然だけど、対談の論点とか結構懐かしいものが多かった。いくつかは、その結論が出てるものや、まだ論点として残ってるものや。
・今だと、第4章 人間はどう「進化」するのか、だなぁ。ここにモバイルインターネットが加わった内容で、第4章、お二人の意見、聞いてみたいところ。価値観という面では、自分の価値観により近い者同士の島宇宙と、島宇宙を越えうるより普遍的な価値観、その候補として、ハッカー・エシックス。個人的な興味としては、常時繋がる、ことに関心あり。技術的にもコスト的にも、可能になってきたわけで。これが、コミュニケーションを根本から変える鍵になる気がする。でも、その変化について来れる人は、まだ限られてるんだろうーな、っと。
【目次】
第1章 ウェブ世界で生きる
第2章 匿名社会サバイバル術
第3章 本、iPod、グーグル、そしてユーチューブ
第4章 人間はどう「進化」するのか
ブログで自分を発見する
「島宇宙」化していく
ネットで居場所が見つかる
頭はどんどん良くなる
情報は「流しそうめん」に
ウェブ時代の教養とは
魅力ある人間とは
テクノロジーが人間に変容を迫る
1975年以降に生まれた人たち
百年先を変える新しい思想