『高島易断を創った男』   持田鋼一郎 著

高島易断を創った男 (新潮新書)

高島易断を創った男 (新潮新書)

【所感】
・横浜の高島町を創った人、高島易断を創った人、の伝記。
・昔、高島町の近所に住んでたのも、何かの縁。
・作者の高島への尊敬というか憧れというか、ポジティブな印象が、全体にまぶされていて読みやすい一冊。
・江戸末期から明治初期の商人や事業家の世界を垣間見た気分。明治初期は、規制緩和の大きな時代で、ブルーオーシャンだらけの時代という印象もあるけど、基本的に、事業も欧米の輸入というケースも多いっか。
・幕末の志士系の話とかでも同様に、高島も、伊藤博文陸奥宗光大隈重信をはじめ、あの時代の有名人(特に政治系の人)が知己で、世の中の狭さというか、時代を作っていた人達の数の少なさに驚き。


 
【目次】

     第1章 四書五経を諳んじる少年
     第2章 二十代にして一攫千金
     第3章 転機となった獄中生活
     第4章 実業家への天稟
     第5章 大綱山荘の日々
     第6章 国家の運命を占う