『情報メディア白書2008』 電通総研 著
- 作者: 電通総研
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/02/01
- メディア: 単行本
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【所感】
・今更だけど、一読、一見しました。小一時間かけて。
・毎年のことなれど、特集が非常に楽しみで、今年も斬新な切り口かつ説得力のある構成。今年は、「大衆化」というコンセプト。「キャズム」の一種もしくは一部としての「大衆化」という理解をしてみた。当たり前っちゃー当たり前だけど、その当たり前がちょっと見えてなかったところだった。
【巻頭言】
巻頭言 「メディアをマスたらせるもの、その秘密を語るべきときがついに来た!!」
21世紀も8年目、・・・、高度に情報化した社会は、ことインフラという面ではすでに実現しています。しかし、現実の人々の生活は、・・・、質的にあまり大きな変化がないというのが実感でしょう。・・・それこそが、「マス=大衆」の持つ力の成せるワザ。普及率が上昇するというのは、ユーザーの中心が、エッジでニッチな「とんがった人」から、どこにでもいる大衆にシフトすることにほかなりません。そして、大衆の本質は、テクノロジーの発達によって影響されるものではないのです。逆に、送り手の意思とは関係なく、大衆が自分たちのコンテクストの中で受け入れてはじめて、マスレベルに普及率が上昇するのです。
今までのメディア論、コンテンツ論で、一番欠けていたのは、この「マス生活者から見た」メディア・コンテンツへの接触、消費という視点です。
【目次】
特集 超大衆社会とメディア
1 メディア・バトルロイヤル
リビングというリング
テレビとネットの共犯関係
2 生活者の情報意識
「情報は 探せばタダで落ちている」
「ためになる」から「楽しめる」へ
温度の低い生活者
3 超大衆社会とメディア
超大衆社会・日本
超大衆社会とメディア
広告モデルの未来