『山本五十六(上)・(下)』   阿川弘之 著


山本五十六(上) (新潮文庫)

山本五十六(上) (新潮文庫)

山本五十六(下) (新潮文庫)

山本五十六(下) (新潮文庫)


【所感】
・読破までに、結構かかった。10時間くらいか、もっとかも。
・小説ではなくて、山本五十六のドキュメントとか取材記を、山本五十六の人生に合わせて時間の経過で並べ替えたというか、そんな一冊。
・以前から山本五十六に興味があって、ふと、現実逃避がてら手にしたもの。
・全体として、著者の山本五十六への愛情というか好意が、感じられ、その愛情や好意が読者にも感染って来る感じ。
・戦後20年の1965年の旧版が出されてる。山本五十六と交友があった人達が、多く存命だった時代。戦争はもちろん、山本五十六国葬も、実感として大勢がもっている時代。その時代が絶妙。もちろん、本書も物議はあったようだけど。



山本五十六
・入り口は、山本五十六だったけど、流れ的に、米内光正、井上成美も読んでみたいと思う今日この頃。
・あの時代に、米内・山本・井上という系譜の人達が、海軍には存在していただけでなく、偉くなっていったのが、陸軍との比較で興味深い。
・きっとカッコいいというか、ヤンチャなオッちゃんやってんやろうなぁ。上司になって欲しいイメージあり。



【関連リンク】
wikipedia 阿川弘之
wikipedia 山本五十六