『ライブ・経済学の歴史 <経済学の見取り図>をつくろう』 小田中直樹著
- 作者: 小田中直樹
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 単行本
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評価:★★★★★(入門書・経済学初学者・学部1年生・経済学をやり直したい人)
【感想】
大学1年生のときに出会いたかった一冊。
経済学の歴史の本なんだけど、時代時代に生まれてくる経済学の流れの、その背景となる経済や社会や政治や思想を説明してくれてて、初学者にはわかりやすい。経済学史って、経済史とセットだとわかりやすいよね、という感じ。
【疑問】
7章の失業は1900年代初期からのテーマ。8章には、1900年代後期のテーマ”開発”が入る予定だったとか。果たして、2000年代のテーマとして9章には何がくるのだろうか?
短期・長期の調整 ?
経済学の前提条件の不完全性 ?
環境経済学 ?
うーん、わからん。
【関連リンク】
著者講義HP
電脳経済学
経済学の流れ
経済学の系譜
【目次】
序章 なぜ、いま、経済学の歴史なのか
【経済学入門としての経済学史】
【経済学史にとりくむ準備をする】第1章 分配
1.アリストテレス
2.分配をめぐる考察の系譜第2章 再生産と価値
1.スミス
2.再生産をめぐる考察の系譜
3.価値をめぐる考察の系譜第3章 生存
1.モラル・エコノミー論
2.生存をめぐる考察の系譜第4章 政府
1.デュピュイ
2.政府をめぐる考察の系譜第5章 効用
1.限界革命三人組
2.効用をめぐる考察の系譜第6章 企業
1.ヴェブレン
2.企業をめぐる考察の系譜第7章 失業
1.ケインズ
2.失業をめぐる考察の系譜終章 ふたたび、なぜ、いま、経済学の歴史なのか
【経済学史のアクチュアリティ】