『マクルーハン理論 電子メディアの可能性』   M.マクルーハン・E.カーペンター著 大前正臣・後藤和彦訳

マクルーハン理論 (平凡社ライブラリー)

マクルーハン理論 (平凡社ライブラリー)


  
【所感】
・大元は、1967年に刊行されたんだって。
・なんというか、難しいというか、わかりにくい、というか、それでいて、凄いっぽい、とか、ポジティブな印象。禅問答とかこんな感じ?
・メディア論みたいな領域を、なんというか、根本的なところから、というか、理系の切り口で見ると、こうなるのかしらん、という印象もある。
・彼の時代、テレビの勃興期という社会背景が、ちょっと前のネット勃興期とかぶるところでもある。


  
マクルーハンの5つの定理】

1 紀元前1967年 全感覚が行動に参加した
2 技術は人生を模倣する
3 生命は技術を模倣する
4 人間がアルファベットを形作り、アルファベットが人間を形作った
5 1967年 全感覚が行動に加わることを望む


 
【目次】

マクルーハン理論とは何か
メディアの文法方

1部 マクルーハニズム
 1 聴覚的空間
 2 言語に与えた印刷物の影響
 3 メディアの履歴書
 4 メディア・アフォリズム
 5 壁のない教室
 6 テレビとはなにか

2部 コミュニケーションの新しい探求
 1 新しい言語
 2 触覚的コミュニケーション
 3 キネシクスとコミュニケーション
 4 先史美術の空間概念
 5 動く目
 6 純粋な色
 7 口頭と文字のコミュニケーション
 8 読むことと書くこと
 9 コミュニケーション革命
10 仏教における象徴主義