『バズマーケティング』 マーク・ヒューズ著
- 作者: マーク・ヒューズ,依田卓巳
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/03/03
- メディア: 単行本
- クリック: 30回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
【所感】
・いわずも知れたバズ・マーケティングと言えばこれ、的な一冊。
・事例が、アメリカ物なので、知らないとピンと来ないかも、でも、説明が充実してるから大丈夫か。
・2006年の本で、事例としても、ネットが本格普及する前がメインの本だけど、真髄は変わらないような印象。ネット・口コミだと、マスコミの注目の集め方が変わるのかもだけど、あとは同じ感じか。
【気になったところ】
・定義 バズ・マーケティングとは、あなたのブランドや会社について話題にすることが楽しく、魅力的で、報道価値のあることになるまで、消費者とマスコミの注意をひくこと。要するに、バズは、会話の糸口になるもの。
・口コミの秘訣は、「注目」と「信頼」を得ること。
【目次】
1章 マーケティングの再起を賭ける
2章 地図に載った企業名 − 究極のバズ・マーケティング・モデル
3章 【第1の秘訣】 バズの6つのボタンを押す
原則1 タブー・ボタンを押す
原則2 一風変わったもののボタンを押す
原則3 突飛なボタンを押す
原則4 おもしろおかしいボタンを押す
原則5 ずば抜けたボタンを押す
原則6 秘密ボタンを押す
結 論 ボタンを押して、人々に通貨を与える4章 【第2の秘訣】 マスコミの注目を集める
原則1 ダビデとゴリアテの物語(弱者が強者を倒す物語)
原則2 一風変わった、または突飛な物語
原則3 物議をかもす物語
原則4 有名人の物語
原則5 マスコミですでにホットになっている物語
結 論 頻繁に報じられる5つの物語にこだわる5章 【第3の秘訣】 確実に注目を集める広告を打つ
原則1 なじみの媒体を比較検討する
原則2 クラッター・フリーの媒体を活用する
原則3 包み隠さずに欠点をさらす
原則4 伝統的な媒体を買うより、バズを獲得して注目を集める
結 論 注目されなければ何も起こらない6章 【第4の秘訣】 誰も成しえなかったことに挑戦する
原則1 バズ・エベレストを見つけて、登るべし
原則2 リスクを冒す
結 論 失敗を許容する環境をつくる7章 【第5の秘訣】 独創性を見出す
原則1 勇気を出して、まず自分が独創的になる
原則2 戦略を捨てて、問題を明確にする
原則3 あなたの消費者を直接知る
原則4 バットを振り続ける
原則5 競争をしかける
原則6 名称や単語に注目する
原則7 広告ではなく、コンテンツをつくる
結 論 ビッグ・アイデアは求めて初めて手に入る8章 【第6の秘訣】 製品をきちんと管理する
原則1 直観を無視してはいけない
原則2 リーダーに最前線で製品管理させる
原則3 調査、調査、調査。でも質問は2つに限る。
原則4 社員のやる気を起させる。しかも、バズで!
結 論 バズを知る者がバズを制す9章 ミラー・ライト − 時代に先んじた成功ブランド
10章 アップルのマック・アタック − 「1984CM」の成功秘話
11章 クリアプレイ − 法廷・物議・大衆の声
12章 コーラ戦争 − 「ペプシ・チャレンジ」の真相
13章 マスタングのバズ神話 − 独創性で一人勝ち
14章 超人気番組 『アメリカン・アイドル』 − 視聴者を巻き込んだバズの渦
15章 ブリトニー・スピアーズ − 緻密な計算による大ヒット・エンタテイナー
16章 個人起業家のバズ戦略 − グリーンフィールド氏の場合
終 章 バズ・マーケティングの6つの秘訣
準備はできたか?