『バズマーケティング』   マーク・ヒューズ著

バズ・マーケティング

バズ・マーケティング


【所感】
・いわずも知れたバズ・マーケティングと言えばこれ、的な一冊。
・事例が、アメリカ物なので、知らないとピンと来ないかも、でも、説明が充実してるから大丈夫か。
・2006年の本で、事例としても、ネットが本格普及する前がメインの本だけど、真髄は変わらないような印象。ネット・口コミだと、マスコミの注目の集め方が変わるのかもだけど、あとは同じ感じか。

   
【気になったところ】
・定義 バズ・マーケティングとは、あなたのブランドや会社について話題にすることが楽しく、魅力的で、報道価値のあることになるまで、消費者とマスコミの注意をひくこと。要するに、バズは、会話の糸口になるもの。

・口コミの秘訣は、「注目」と「信頼」を得ること。

   
【目次】

 1章 マーケティングの再起を賭ける

 2章 地図に載った企業名 − 究極のバズ・マーケティング・モデル

 3章 【第1の秘訣】 バズの6つのボタンを押す
      原則1 タブー・ボタンを押す
      原則2 一風変わったもののボタンを押す
      原則3 突飛なボタンを押す
      原則4 おもしろおかしいボタンを押す
      原則5 ずば抜けたボタンを押す
      原則6 秘密ボタンを押す
      結 論 ボタンを押して、人々に通貨を与える

 4章 【第2の秘訣】 マスコミの注目を集める
      原則1 ダビデゴリアテの物語(弱者が強者を倒す物語)
      原則2 一風変わった、または突飛な物語
      原則3 物議をかもす物語
      原則4 有名人の物語
      原則5 マスコミですでにホットになっている物語
      結 論 頻繁に報じられる5つの物語にこだわる

 5章 【第3の秘訣】 確実に注目を集める広告を打つ
      原則1 なじみの媒体を比較検討する
      原則2 クラッター・フリーの媒体を活用する
      原則3 包み隠さずに欠点をさらす
      原則4 伝統的な媒体を買うより、バズを獲得して注目を集める
      結 論 注目されなければ何も起こらない

 6章 【第4の秘訣】 誰も成しえなかったことに挑戦する
      原則1 バズ・エベレストを見つけて、登るべし
      原則2 リスクを冒す
      結 論 失敗を許容する環境をつくる

 7章 【第5の秘訣】 独創性を見出す
      原則1 勇気を出して、まず自分が独創的になる
      原則2 戦略を捨てて、問題を明確にする
      原則3 あなたの消費者を直接知る
      原則4 バットを振り続ける
      原則5 競争をしかける
      原則6 名称や単語に注目する
      原則7 広告ではなく、コンテンツをつくる
      結 論 ビッグ・アイデアは求めて初めて手に入る

 8章 【第6の秘訣】 製品をきちんと管理する
      原則1 直観を無視してはいけない
      原則2 リーダーに最前線で製品管理させる
      原則3 調査、調査、調査。でも質問は2つに限る。
      原則4 社員のやる気を起させる。しかも、バズで!
      結 論 バズを知る者がバズを制す

 9章 ミラー・ライト − 時代に先んじた成功ブランド

10章 アップルのマック・アタック − 「1984CM」の成功秘話

11章 クリアプレイ − 法廷・物議・大衆の声

12章 コーラ戦争 − 「ペプシ・チャレンジ」の真相

13章 マスタングのバズ神話 − 独創性で一人勝ち

14章 超人気番組 『アメリカン・アイドル』 − 視聴者を巻き込んだバズの渦

15章 ブリトニー・スピアーズ − 緻密な計算による大ヒット・エンタテイナー

16章 個人起業家のバズ戦略 − グリーンフィールド氏の場合

終 章 バズ・マーケティングの6つの秘訣
    準備はできたか?