『消費者行動論』 平久保仲人著
- 作者: 平久保仲人
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/05/19
- メディア: 単行本
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・購買プロセスx心理的プロセスにおける各論を丁寧に説明してくれてる一冊。
購買プロセス 問題認識→情報検索→評価・選択→購買→購買後評価
心理的プロセス 動機付け 学習・知覚・態度形成
・大学生とか大学院生とか、社会人で、超細かいマーケティング系部署に新しく入った人とかに良い感じ。お客のことを考えないといけない人なら、一度は、消費者行動のフレームワークには、触れておいた方がいいけど、この本じゃなくてもいいかも。
・消費者の行動について、その論点を事細かく並べてくれてて、フレームワークの全体像の網羅という面で良い。逆に、広くて細かくてお堅い文章から、気合がないと読みきるのは辛いかも。あと、AIDMAからAISASとなって、この消費者行動論のフレームも、変わった部分と、変わらない部分に分けられるかも。ネット系とかシェアが重要な要素の人は、他書かな。
・消費者の属性とかだけでなくて、モノとかサービスの種類によって、結構、個別要因の優先度というか重要度が変わるから、その辺のマトリックスまであるともっと良かったような。安ければ良いもの、と、高くて良いもの、とかで、話が大きく変わるし。他人に見られるもの、と、他人に見られないもの、だけでも、大きな違いになると思うし、そこに投下する時間の長さみたいなのでも、結構、変わってくるかな。
【目次】
1章 消費者行動論とは何か?
2章 個人的影響要因
3章 個人的要因:パーソナリティとセルフイメージ
4章 消費者関与
5章 問題認識
6章 動機付け
7章 情報収集
8章 学習
9章 消費者の知覚
10章 消費者の態度
11章 社会的要因:グループの影響
12章 選択肢の分類
13章 評価選択
14章 購買と購読後評価