『戦略シナリオ 思考と技術 (Best solution)』 齋藤嘉則 著
- 作者: 斎藤嘉則
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 1998/11/01
- メディア: 単行本
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【所感】
・いわゆる経営戦略の考え方、創り方といった一冊。
・中身は、まさに、その通り、という内容で、図も多く、この内容をこの厚さに納めたのは立派!という感じ。
・図も多くてわかりやすい、というか、理屈としてシンプルにまとまってて良い感じ。
・ただ、文章が固いというか、小難しい雰囲気。初学者とか、お堅い雰囲気が苦手な人はつらいのかも。
・そういう意味では、別の入門書とか、一定量のケースをみたあとに、経営戦略の立て方のまとめとして、復習がてら読むとすんなり読めて良いのかも。
【 目次 】
はじめに
第1部 思考編 戦略思考の本質 −戦略思考を身につける
プロローグ 戦略思考が求められている
第1章 思考のモラルハザードが始まっている
第2章 思考のモラルハザードを打開する戦略思考
第3章 《戦略思考》 トレーニング
第2部 技術編 戦略シナリオ構想のコア −戦略エンジンを創る
第4章 戦略構想の基本的考え方
1 戦略思考に基づく戦略構想
2 戦略の本質にヒエラルキーは存在しない
3 戦略のコア《戦略エンジン》を創る
4 戦略シナリオ構想の3つのコア第5章 コア1:「3C+3S(選択・集中・差別化)」によって戦略の構造を洞察し、具体的方向性を出す
1 3Cスコープの重要性
2 3Cに影響を与える「外的シグナル」第6章 コア2:顧客にとっての最も重要な「コア・バリュー」を創造する
1 コア・バリューとコア・コストにフォーカスをする
2 コア・バリューとコア・コストから新しいビジネスの仕組みを設計する
3 コア・バリュー創造に向けて(CE・CS)第7章 コア3:収益基準と価値基準によってリスクを伴う判断・評価を行う
1 戦略の評価軸の曖昧さがイノベーションを阻害する
2 収益基準により判断・評価する
3 価値基準−経営理念により判断・評価するあとがき